
ノストラダムスの鍵を破壊。そしてマヤパパも無事に生きていることがわかり大団円を迎えたと信じきっているマヤと文明でしたが、マヤがブンメー君と出会うことと知った文明は自身の記憶にその出来事が無いことに気づき、慌てて未来と連絡を取ります。
そしてそこでわかった新事実。
今も未来は何も変わっていないこと。鍵は美風ではなく文明であること。未来の文明と現在のブンメー君が出会うことで大規模な情報爆発が起こり、結果としてそれがノストラダムスの鍵となり異世界から侵略者が現れてしまうこと。一時的なショックからノストラダムスの予言の日前後の記憶が消えていたのではないかと未来の研究者は説明します。
この辺の繋ぎの上手さというのが私がオカルトを評価している点の1つです。
一時的な記憶喪失という事実があることで、ブンメーの行動が文明には予測つかず結果としてニアミスする可能性が高くなっていること、ブンメー君講演会のことをしった文明が「やめろ・・・・ぼくの・・・壊すな・・・」と呟いたことから、
ポイントとなる場面の記憶は戻っていること等、見返さなくてもそれとわかる伏線というのは見ていて気持ちいいです。
壮大な伏線というのも大切かもしれませんが、1クールという尺の短さを考慮した場合、やはりこういう形の演出というのは必要不可欠です。
無駄に練りこまれた伏線だけが、良いものではないことをオカルト学院は見事に証明してくれました。

亜美パパが文明に対して言った向こう見ずだったりやんちゃだったりした頃のブンメー。
文明はいつも流されてばかりの人生だったと嘆いてはいますが、ブンメー君だって男の子です。大好きな母親の言葉に反抗して自分の足で歩むことだってあるのでした。

結果として、それが文明と出会う事になり異次元から侵略者を呼び寄せることになっても自分の意思で行動したブンメー君を文明は褒めるのでした。
そしてここから文明無双
まぁ、
ラスボス戦はさっくり終わったのですが、だからこそ私は評価します。実際のところ、この作品における最終的なラスボスって美風なのですよね。ヘタレだった文明が自分の意志で美風と相対することでヘタレ主人公から脱却するのです。
だから、ここで恐怖の大王相手に無駄に時間をとってもあまり意味はないのです。それこそ、
東方不敗と拳で語り合った後のデビルガンダム戦みたいなもんです。
それはさておき、文明の超能力ですが、私の中では
文明が持っていたスプーンがオーパーツで文明の超能力はそれに依存している、もしくはスプーンが触媒になっていると思っているのですが、それで正しい解釈なのでしょうか。
ブンメー君が文明にスプーンを取られたから、大人になった文明は超能力を使えなくなったと説明できますし、文明はスプーンが本体であることを知っていたからブンメーからスプーンを借りたというのも納得ができます。
スプーンを取ったときにオーラがブンメーから文明に移りましたし、スプーンが折れたときもスプーンから謎の光が発せられていましたので、そのように解釈したのですが、本当のところはどうなのでしょうか。