本編レビューの時にあらかた書いてしまったので、わざわざ一本エントリーを起こして書く必要もないとは思いますが、とりあえずのまとめということで、キーボードを叩きはじめた次第です。基本的に書くことはレビュー時に書いたことと同じであり特筆しているわけではないのでご注意を・・・。
声オタの憎しみを一身に引き受けるミュージックレインの所属声優からなるユニット『Sphere(スフィア)』の4人がこの夏色キセキのメインヒロイン4人の声を演じることになったことが今回の始まり。
出る杭は叩き、出すぎた杭はへし折るのが声オタという生き物ですので、これらの情報が出たと同時に叩きはじめたからさぁ大変。坊主憎けりゃなんとやらで、情報が更新される度に叩かれるネガティブキャンペーンが開催されるのでした。
さて、この夏色キセキという作品は第1話を先行上映会および、視聴者数限定のニコニコ生放送で先行放送するという手法が取られたわけですが、そこでの感想があまりよろしくなく、これ幸いにと
クソみたいなまとめブログがこぞってネガティブ意見を抽出したまとめをします。
勿論、ニコ生での満足度で
半数近くが不満を抱いたという事実も事実としてしっかりと受け止めなければならないのですが・・・
そんなこんなで始まる第1話。
夏色キセキ 第01話『11回目のナツヤスミ』 ・・・
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お、おう・・・
言いたいことがさっぱりわからん。やってることはヒロイン二人が喧嘩をしていて空を飛ぶという単純な構成ですし、それほど小難しい話ではないのですけど、これといって特筆することがありませんし、何よりロボが出てくる気配が一切ありませんでした。
や、ロボのくだりは割と本気で思っていたことではあるのですが正直な所、
どこをどう評価したらいいのかわからないというのが、本音でした。良い所も悪い所も見当たらなく、単に
導入部のみを見せられたという印象。
だからこそ、とりあえずの保留をして挑んだ第2話。
夏色キセキ 第02話『ココロかさねて』 ・・・
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あ、たぶんこれ
チャンネルが違う当たり前ですがロボは出てこないし、魔法少女と契約することもないし、ちょっと頭を冷やす必要すらないくらいに単純明快なアニメです。
なんらかの伏線があるわけでもないし、ゾンビになったり幽霊が出ることも多分ですけど無いでしょう。純粋に探訪クラスタは提供された聖地に巡礼すればいいだけですし、スフィアオタはキャッキャウフフなヒロイン達を見て中の人に脳内変換すれば良いのです。色々と難しく考える必要すら無いのです。
それを踏まえて第3話を見ると自ずと夏色キセキを保存するべきフォルダが見えてくるのでした。
夏色キセキ 第03話『下田ではトキドキ少女は空をとぶ』 ・・・
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そうプリキュアです。プリキュアに変身しないプリキュアという揶揄は割と気に入っているのですが、1話と2話をひとつの話としてみるとなかなかどうして
スイートプリキュアです。
ふとしたことで喧嘩をした親友二人があるきっかけがあって心通じ合う。スイプリは
無駄に7話も消費してしまいましたが、夏キセは2話で消化しました。これはもう評価してしかるべきなのです。
3話だって若干強引ではあったものの、結果的には弟くんたちは仲直りしましたし、お石様の秘密がバレることはありませんでした。
では、このアニメはプリキュアと同様に
早朝、もしくはキッズターゲット層である夕方アニメにしたらよかったのでしょうか?
答えはノーです。3話レビュー時に書きましたが、夏色キセキという作品には
ティーンエイジの葛藤や理不尽な日常が付属として付いており、そしてそれが核となって物語を動かしています。ですので、見ている側からすれば、もどかしい気持ちになってしまうのです。そんなアニメを夕方に流したところで
今以上に支持を得ることは出来ないでしょう。
プリキュアの無いプリキュアとは言い得て妙ではあるのですが、あくまで比喩であってプリキュアではなく、プリキュアと同じフォルダに保存してもプリキュアと同様の評価をされて甘んじてはいけません。プリキュアと比喩したものの青春4コマアニメと銘打ったのはやはり
細かい部分で違っているのです。
難しく考える必要はないのかもしれません。キャッキャウフフな妄想をするだけで事足りのかもしれません。それでも私はその細かい部分に
『夏色キセキ』としての光を見たいのです。
それとも、そのような期待をしてしまうのは私の単なるワガママなのでしょうか・・・。
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