魔法少女まどか☆マギカ 第06話「こんなの絶対おかしいよ」
2011年02月19日 (土)

ほむらちゃんの介入によって決着が付かなかったとはいえ、実質的には杏子にフルボッコにやられてしまったさやか。経験も才能も無い彼女は改めて故マミさんの凄さを知るのでした。
こういうときこそ、魔法少女にはつきものの小動物の助言が必要なのです。

「杏子に対抗する戦力がほしいなら、いっそまどかに頼んでみるのも手だよ。彼女が僕と契約すれば」
てめぇはそれしかねえのかよ!

魔法少女同士の戦いを何とか止めたいと願うまどかはさやかに止めるようにお願いするも問答無用で断られます。それはそうでしょう、新米魔法少女とはいえ、彼女の中にはマミさんを見て創られた正義があるのです。その正義に反するものがあるのなら彼女は全力で戦うでしょう。正義の反対はまた違った正義とはよく言ったものです。
どうしていいのかわかならないまどかは母親に相談します。

「間違えればいい
正しすぎるその子の分まで誰かが間違えてあげればいい」
この助言でまどかはどのように動くのか・・・

そしてさやかですが、いつものように上条君に会いに行ったら上条君はさやかに何も言わずに退院していました。たしかに上条君は割と普通にクズですが、さやかはさやかでマミさんの忠告を忘れてしまっているようです。
マミさんはさやかに言いました。
「彼に夢をかなえて欲しいのか、それとも彼の夢をかなえた恩人になりたいのか」と・・・
言うまでも無くさやかの願いは前者でしょう。けれどもそれならば上条君に会いに来る理由はありません。確かに、上条君の回復具合の様子を見に来た友人であるのならば納得ですが、その後、上条君を必死になって探すその姿をみてしまっては、それは通用しないと思います。
やはりどこかで、上条君の夢を叶えた恩人になりたいという意識があったのでしょう。
そんな想いを杏子に見透かされてしまいます

「ぼーやの手も足も使えないように潰してやりな。あんた無しでは何も出来ない体にしてやるんだよ。そうすれば今度こそぼーやはあんたのものだ」
ダ○マにしろってか
かなりぶっとんだ極論ではありますが、今のさやかにとっては一番堪える侮蔑でしょう。杏子の挑発によって再び戦うことになった杏子とさやかでしたが、またしても二人の戦いを止めるものが現れます。

杏子と協定を結んだにもかかわらず、杏子の協定違反の為に出張ってきたほむらちゃんとなぜかナマモノからの密告で現場にすっ飛んできたまどかでした。
ほむらちゃんに対しても敵意むき出しのさやかに対してまどかが取った行動はというと・・・・

変身アイテムであるソウルジェムをさやかから奪い放り投げたのでした。

その行動に警告をならすナマモノと大焦りするほむらちゃん。
それもそのはずで、さやかの本体はソウルジェムの中に入っており、さやかの姿をしたそれはただの入れ物だったのです。そんな事実を冷静にしゃべるナマモノ。そのことは杏子も知らない事実であり、抜け殻となったさやかを見てナマモノに詰め寄るのでした。
そしてナマモノの有難いお言葉
「魔法少女との契約を取り結ぶ僕の役目はね、君たちの魂を抜き取ってソウルジェムに替えることなのさ」
「心臓が破れても、ありったけの血を抜かれても、その体は魔力で修理すればすぐまた動くようになる。ソウルジェムさえ砕かれない限り、君たちは無敵だよ?弱体だらけの人体よりもよほど有利じゃないか」
4話のレビュー時において等価交換のようで等価交換ではないというお話の続きですが、やっぱりこれってナマモノが言っているように契約なんですよね。願いを叶える代わりに魔法少女になるのではなくて、魔法少女にするから願いを叶えさせろって言っているようなものです。
願いを叶えることが目的ではなく、あくまで魔法少女にさせることが目的。だからこそ、人間達にとって不利となる条件はそれが明確になるまで口にださない。ナマモノと人間とでは感性が違うからナマモノは悪意で動いていないとは言いますが、「君達はいつも同じ反応するね。わけがわからないよ」と目ん玉にカジキマグロを突っ込んでやりたくなる台詞をこのナマモノが言っているように、毎回同じことが起こっているのです。
たかだかナマモノ風情が人間の感性を理解する必要はありませんが、そこは契約上の流れからして事前に話しておくべき内容なのです。それを怠って二言目には契約とほざきやがるから叩いているのです。キャラ萌えだけで下半身のティロ・フィナーレをぶっ放す豚と一緒にしないでいただきたい。
とまれ、4話のレビュー時に死がつきまとう危険性なんて書いてしまいましたが、とんでもない事実でした。もう死んでんじゃん。人間でないことが死んでいるというのであれば、これはもう死んでます。ソウルジェムをグリーフシードで浄化とかそういう生易しいものでもありませんでした。ソウルジェムが汚れてしまったらどうなるかなんて考えたくもありません。
生まれ変わろうなどと考えるなとほむらちゃんが言っていましたが、まさにその通りであり、生まれ変わることすら許されないのです。
魔法少女となって誰かの為に役に立つことが願いと言ったまどかは今何を思っているのでしょうか。ここまで来てしまってはまどかが魔法少女になるビジョンが全く見えないのですが・・・。
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次回は次回で、また冒頭に、ご高説うちますし、この小動物・・。
さて、まどかが魔法少女になるか、どうか・・。なると、現状の視聴者の感情を逆立てそうな状況でなりそうだし、
ならなければ魔法少女の定番を変えたアニメとなるわけで、どちらにせよ、予測をあてさせないアニメとなる。
うまい誘導だなぁとは思いますが・・。それが良い評価になるかは別。さてはて、どうなるのやら、つうかあと何話なのやら・・。